《1年生》授業紹介 ~化学基礎~
- 授業・学び
炎色反応を見てみよう!
1年生の化学基礎では、炎色反応の実験を行いました。
炎色反応は、未知の物質の定性分析として使用される手法です。
今回はメタノールを燃料として、様々な金属イオンを含む溶液をメタノールと混合し、燃焼させることによって炎色反応を確認しました。
初めは、メタノールのみを燃焼させて炎の色が青色であることを確かめます。
その後、試料を5種類ほど燃焼させて色の変化を観察しました。
沈殿の検出反応
炎色反応で使用した試薬は、全てに塩化物イオンが含まれています。
塩化物イオンを含む溶液は硝酸銀水溶液を滴下することで白い沈殿が生成するので、それも一緒に確認しました。
身近なものとしては、醤油で同様の実験を行い、白い沈殿を生成させました。
さらに、醤油を炎色反応の試薬として用いると、黄色い炎が見えました。
この2つの実験から、醤油に含まれる塩化ナトリウム(食塩)の存在を確認しました。

生徒の感想
物質によって、炎の色が異なることが分かりました。醤油は黒い液体なのに黄色い炎になったのはとても意外だったし、溶液の色は炎色反応には関係ないと分かりました。驚いたのは、花火の色の変化はこの炎色反応によるものだということです。これから花火大会の季節ですが、色によって何が使われているか、頭に思い浮かびそうな気がします。でも、先生が言っていたような場面でこの知識をひけらかすのはやめようと思います。笑