本日の立花学園

《3年生》社会見学②

水とかがやく未来館

神奈川県川崎市にある長沢浄水場の水とかがやく未来館へ社会見学を行いました。

浄水場は、門が閉ざされ、一般の人が出入りする事ができないように厳重に管理されています。

9時15分に参加生徒が全員集合し、西門で浄水場内の注意事項を受け、未来館1階へ案内頂きました。

まず初めに、浄水場でつくられる水道水についてのアニメーションを視聴し、水に関する豆知識等をクイズ形式、アニメ形式でわかりやすく学びました。

次に、2グループに分かれながら社会見学を行い、Aグループに関しては、未来館の3階に行き、相模湖からどのように川崎市の長沢浄水場まで自然流下で水を運んでいるのかを学びました。

相模湖の水はこのような色をしていて、最終的にみんなが使用している水道水になることを視覚的にも見ることができました。

その後、未来館の2階に行き、水道水に影響を与える生物(アオコ/アナベナ等)を減少させるためにエアレーションを行い、湖底の冷たい水を湖表面に運び、温度を下げることで、生物の大発生を抑制する事・ダムについて・湖の水は、臭いを除去するために活性炭素で回転させる・相模湖の水質はアルカリ性なので硫酸を入れ、中性に液性を変る事・次亜塩素酸で消毒をこまめに行うこと・メダカの習性を利用して水道水の水質管理をしている事・水道管の水漏れ検査の音の体験・生活用排水の流れ等、様々な事を丁寧に説明頂きました。

最後に、外の浄水場内の案内を順路に沿って説明頂き、なぜ、油を捨ててはいけないのかを実に学ぶことができました。(河川に流す純度に対応できない、生態系に影響を与えてしまう、環境汚染や生物濃縮、自然浄化の許容量超過等)

積極的にメモをとりながら、職員の方に質問を行う生徒も多々も見られ、非常に有意義な時間になったようです。


農林水産省

1班13人、午前・午後の2班に分かれて農林水産省の見学に行きました。

まず初めに、農林水産省についての説明を20分ほど受けました。

農林水産省としての目標や省内での役割、水産物や林業の循環など、さまざまな知識を分かりやすく教えてくださいました。

また、事前に送付していた質問事項にも丁寧にお答えいただきました。

その後、省内見学を行い、職員の方々の仕事の様子や記者室、食堂等を拝見しました。

 

以下、生徒の感想です。

『今回の見学では、普段は入ることができない場所に足を踏み入れる特別な体験ができました。館内の廊下はとても長く、大臣室の広さには驚きました。

展示室では、今週のテーマが「鯨」についてであり、捕獲の方法や解体の仕方を映像やポスターを通して詳しく学ぶことができました。また、農業や漁業に関しても、職員の方から様々な知識を得ることができました。特に、多くの課題を解決するための具体的な取り組みについて詳しく説明を受けました。その中でも、品種改良した作物の種を種類ごとに保管する「ジーンバンク」という施設がつくば市にあり、定期的に種の発芽状況を確認していることを知り、とても驚きました。

見学後は食堂を訪れました。今週のスペシャルメニューであるバチマグロのレアステーキは、肉厚でありながら、とろけるような柔らかさで、とてもおいしかったです。また、展示室では鯨の油を煮込んだ「鯨汁」を試食しました。クジラ肉の触感はやや硬くコリコリとしていましたが、出汁がよく出ていておいしかったです。

今回の見学を通して、普段触れることの少ない分野について学び、貴重な経験を得ることができました。』