本日の立花学園

性の講演会を行いました

試験後の登校日を活用し、全学年を対象に「性に関する講演会」を実施しました。

1年生と2・3年生それぞれに適したテーマで分け、専門の講師の方からお話をいただきました。

1年生のテーマは「生命と性の健康教育」です。

講演では、まず「自分自身を大切にすること」と同時に「相手の心身の安全を尊重すること」の重要性について、具体的な例を交えながら分かりやすく説明していただきました。

性行動についても、単なる知識としてではなく、将来に関わる大切な選択であることを学びました。

また、「妊娠」や「性感染症」について正しい知識を身につけることで、さまざまな立場や状況を想像し、自分と相手の人生を考えた行動を選択する力を育むことを目的とした内容でした。

生徒たちは真剣な表情で話を聞き、命や健康について改めて考える貴重な時間となりました。

 

また、2・3年生のテーマは「性の相談現場から伝えたいこと ~身近に潜む性犯罪や性トラブルから身を守る~」です。

こちらの講演では、実際の相談現場で起きている事例をもとに、より現実的で身近な問題についてお話しいただきました。

テレビやインターネット、SNS、友人や先輩など、日常の中で触れる多くの性情報に流されるのではなく、「それは本当に正しい情報なのか」「自分や相手を大切にしている行動なのか」を立ち止まって考えることの大切さが強調されました。

また、性の多様性について学ぶことで、他者への理解を深め、互いを尊重する姿勢を持つことの重要性についても触れられました。

さらに、SNSなどを通じて誰もが巻き込まれる可能性のある性犯罪や性トラブルについて具体的に知り、自分の身を守るためにどのような行動を取るべきかを考える機会となりました。

生徒たちは、自分事として捉えながら、真剣に耳を傾けていました。

今回の講演会は、正しい知識を得るだけでなく、自分自身の生き方や他者との関わり方を見つめ直す大切な時間となりました。

これからの学校生活、そして将来においても、今回学んだことを活かし、自分と周囲の人を大切にできる判断と行動につなげてほしいと願っています。