本日の立花学園

《3年生》授業紹介~文学国語~

「文学の仕事」とは何か

1年間を通して学んできた「文学国語」の授業。

その集大成として、今回は加藤周一著『文学の仕事』に取り組みました。

長く読み継がれてきた評論を素材に、「そもそも文学とはどのような役割をもっているのか」「なぜ私たちは物語や詩を読むのか」という根本的な問いに、クラス全体で向き合いました。

授業では、本文を丁寧に読み取りながら、加藤周一が語る“文学の仕事”を探るところからスタート。

生徒たちは、各段落の論旨や筆者の視点を整理し、自分なりに要点をまとめていきました。

その後、グループごとに意見交換を行い、「文学は現実を照らす鏡である」「他者の感情を知る装置である」「言葉を通して世界の見方を広げる役割がある」など、さまざまな考えが活発に話し合われました。

発表では、自分たちの言葉で“文学の仕事”を語る姿が見られ、1年間の学びの積み重ねが確かな形となって表れていました。

同じ本文を読んでいても、グループによって着目点が異なり、多様な視点から文学を捉えることができたのも印象的でした。

まさに「答えが一つではない学び」の醍醐味です。

高校生としての授業も残りわずかとなりましたが、今回の探究を通して得た「言葉を深く読むこと」「作品の背景にある問いを考えること」といった経験は、今後の進路や人生の中で必ず力になるはずです。

文学の学びを、ぜひ未来へとつなげていってほしいと思います。