本日の立花学園

医療+SDGsふれ愛フェスタ

松田町生涯学習センターで行われた「医療+SDGsふれ愛フェスタ」(足柄上病院・足柄ロータリークラブ共済)で、2学年の代表者が地域課題とSDGsの関わりに関する発表を行いました。

このイベントは地元の小中学生を対象に、親子で楽しく医療などについて学べる体験や展示がたくさん詰まっており、地元の子どもたちも400名ほど参加していました。

体験・展示の一例を紹介します。
・親子で学ぶ「腸活」:食事のメニューを通じて栄養について学べるコーナー
・顕微鏡で見る人体の秘密:高性能の実体顕微鏡でミクロの世界をのぞけるコーナー
・医師と医療体験してみよう!:足柄上病院のドクターやボランティアの医学部学生のサポートでレントゲン診断や聴診を体験できるコーナー

本校代表で参加した生徒も、発表の時間まではたくさんのコーナーで医療について学んでいました。

レントゲン写真から骨折している箇所を当てるクイズは腕や指は簡単でしたが、胸部レントゲンでは骨の数も多く、小中学生対象とはいえ、思わぬ苦戦を強いられていたようでした。

また、足柄上病院は、神奈川DMAT(県内で発生した災害の急性期に活動する災害派遣医療チーム)の指定病院で、数年前に新型コロナウイルスが爆発的に蔓延した際も、たくさんの患者さんを受け入れていたとのことです。

今年公開された映画「フロントライン」は、横浜港に停泊したダイヤモンド・プリンセス号を題材に当時の状況をリアルに描いていますが、この船で感染した方を受け入れていた病院でもあります。

災害の現場で働く様子をまとめたコーナーもあり、子どもだけでなく、大人もたくさんのことを学ぶことができました。

探究活動発表に挑んだのは以下の3チームです。

2年1組 戦争の記憶を絵本にして後世に伝える
2年5組 「奴さん体操」で地域の繋がりを強化
2年7組 学校フェスティバルで町に活気を

いずれのチームも7月の学年発表会でクラス代表に選出されており、今回はSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」を切り口にして発表しました。

発表後は、ポスターセッションを通じて地域の方々との交流を行いました。

担当の方からもお褒めの言葉をいただき、一同は帰宅するかと思いきや、実施されていたスタンプラリーを楽しみ、景品である地元産の玄米2kgをゲットして帰路につきました。

本校は、松田町と地域包括連携協定を締結しており、町議会議員との意見交換や政策提言など、地域交流に重きを置いた課外活動が展開されています。

2学年の探究活動は地元広報誌にも取り上げられました(リンクはこちら)。


生徒の感想

2-1組女子(遠藤)
7月の発表の反省を生かして、たくさんの人たちに分かりやすいと思ってもらえるような発表ができました。「すごいこと考えるね」と言っていただき、今後の活動の励みになりました。

2-5女子(安山)
7月の発表の後、自分たちで動いて少し発展した内容を発表できたのでホッとしています。考えただけで終わりにせずに、しっかり実現できるよう、周囲の方々の協力も大切にしていきたいです。

2-5女子(山崎)
私は将来、医療系の職業に就きたいと考えているので、お医者さんや看護師さんが普段どのようなことに気を付けて仕事をしているかがよく分かり、とても参考になりました。