《3年生》授業紹介~化学実践~
- 授業・学び
入試問題の実験を実際にやってみた
3年生特進コースの化学実践では、入試に向けた問題演習に重点を置きます。
入試問題のなかには実験の操作や結果を読んで答えるようなものがあります。
このような問題は解く際にイメージするのが難しく、ペンが進まない生徒も少なくはありません。
そのため、実際に実験を行うことで入試問題を理解する授業を意識しています。
今回は、化学実験室で1年生の時に行った中和滴定の復習として、食酢の濃度測定を行いました。
普段は実験プリントを用意し、使用する器具もあらかじめ実験テーブルに準備しておきますが、この日は入試問題用紙を用意し、ガラス器具も班員と話し合って必要な器具を選んでもらう方法を取りました。
生徒にとっては初めての試みで、どのガラス器具を使うか、溶液を正確に測り取るためにはどうすればよいかなど、1年生で学んだことを思い出しながら実験に臨んでいました。
また、たった1行の操作にも、思いのほか長い時間を要することを知り、生徒は班員と協力しながら実験を進めていました。
滴定操作は1年次に何度も行ったため、精度よく定量し、濃度を算出できました。
今回は1年の復習でしたが、今後も入試に向けてはもちろんのこと、大学での実験についていけるようなスキルを育むことも重要視していきます。



生徒の感想
「久々に中和滴定の実験を行ったが、使用するガラス器具や滴定の注意など、1年生の時に勉強したことを多く忘れてしまっていることに気が付きました。次回の模試に向けて、しっかり化学基礎の復習もしようと思いました。」
「入試問題を実際に実験でやってみて、とてもイメージしやすかったです。問題を解くときはちゃんと脳内でイメージしながら解けば良いのではないかと考えました。」
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