《1年生》授業紹介 ~音楽I~
- 授業・学び
2つの“野ばら”の曲想をつかんで歌おう!
音楽Ⅰの授業では、歌唱、器楽、創作、鑑賞とさまざまな分野の授業を行っています。
最近は歌唱の分野で、「野ばら(Heidenröslein)」を取り扱っています。
この作品は、ドイツの詩人・ゲーテによるドイツ語の詩が元になっているものです。
今回はF.シューベルト、H.ヴェルナー作曲の2曲を歌い、どちらか片方を自分で選択して歌のテストに臨みます。
ドイツ語の歌に取り組むのは初めての生徒も多く、これまで触れてきた歌とは異なる発音に最初は苦戦していた様子でした。
しかし、発音の方法やアクセントのつけ方などを丁寧に学び、2つの曲の曲想を掴んで堂々と歌うことができました。
生徒は授業の中で、隣にいる人と発声のポイントを振り返ったり、お互いの発音を確認したりしていました。(対話が盛り上がります!)
音楽の授業を通して、生徒一人ひとりが自ら伝えたいものを相手に表現する力や、芸術のよさ・美しさを根拠をもって感じ取ることができるような感性を培うことができれば素敵だなと思っています。
生徒の感想
1-1 片岡さん
「今年度の歌のテストは今回の野ばらで3回目になりますが、人前で歌うことを意識するとやはり緊張します。特に野ばらはドイツ語の発音が難しく、曲の中の強弱や僅かな音の違いが鍵になります。そのため私たちは、先生の的確なアドバイスを元にテストに向けて何回も練習しています。本番で綺麗な歌声を響かせられるよう頑張りたいです。」
1-5 山口さん
「歌のテストでは、シューベルトかヴェルナーのどちらか片方を選択して歌うが、みんな自分がテストで歌わない曲でも他人事にせず精一杯歌っていて良かったと思う。また、先生が授業中に言ったことを工夫しようとしていた姿が見られた。全員が曲の特徴をつかもうとしていた。」