本日の立花学園

《1年生》授業紹介~化学基礎~

中和滴定にチャレンジ!

1年生進学コースの化学基礎の実験の様子を紹介します。

内容は「中和滴定」です。

化学の分野で滴定という実験は基本中の基本で、大学でも必ず基礎実験に含まれるものになります。

この実験は、入試でも実験器具や内容が問われることも多いため、欠かせません。


まずは、ホールピペットの使い方から。

昔はストローのように口で液体を吸っていたようですが、現在は安全ピペッターを使用して安全に行います。

この安全ピペッターの使い方に慣れるのが、なかなか大変です。

生徒たちは「ん~?」「え~?」とか言いながら、悪戦苦闘していました。


そして、いよいよ滴定実験スタートです。

実際に試薬を使う際は、安全眼鏡を着用して行います。

今回は最もスタンダードに、シュウ酸水溶液を水酸化ナトリウム水溶液で滴定しました。

ビュレットという器具から溶液を滴下して、溶液の色がピンク色に変わったところで滴下をやめます。

上手にできると薄ピンク色になるのですが、入れすぎると濃い赤紫みたいな色に変わります。

最後にドバっと入れてしまって、「入れすぎた~!」なんて声も聞こえました。


考察と感想

~考察~
「ホールピペットでシュウ酸水溶液を測り取るときの操作が不正確だった」
「滴下した水酸化ナトリウム水溶液の体積が多かった」
「ビュレットの目盛りを小数第二位まで目分量で読んだため、不正確だった」
「共洗いが不十分だった」
などの考察が挙がり、実験の結果に影響した要因を全体で考えました。

~感想~
「初めて使った器具が多く、慣れない作業で難しかった」
「実際に操作をしたことで、中和についてより理解できた」
「班の人と協力して楽しみながら実験することができた」
との声があり、有意義な実験となったようでした。