本日の立花学園

《2年生》授業紹介~論理国語~

答えの出ない問題についてディベートしよう!

2年生の特進コース理系の授業では、この2か月間、AI時代における様々な問題についての文章を読み、学びを深めてきました。

そうした中で、「答えの出ない問題に耐える力」(ネガティブ・ケイパビリティ)の大切さについて考える機会がありました。

今回は、答えの出ない問題に対して曖昧な状況で思考を停止せずに考え抜く力をはぐくむため、自分たちの身近に存在する曖昧な問題を探してディベートを実施しました。

方法としては、各6~8人ずつの3つのグループに分かれ、一つのテーマについて賛成派・反対派に分かれて話し合いを行います。

1時間目のディベート準備では、はじめにディベートの題材を決めました。

「小学生以下にスマートフォンを持たせるべきか」「徒競走に順位付けは必要か」「デートでは男性がおごるべきなのか」「湘南はどこからどこまでか」など、次々と様々な意見が出てきました。

その後、賛成派・反対派に分かれてそれぞれの主張を原稿にまとめました。

また、自分たちの主張に対して想定される反対意見も考え、それに対する補足説明も用意し、ディベート本番に向けて備えました。

2時間目のディベート本番では、各グループにいる司会2名の進行のもと、それぞれの主張を述べる時間と質問時間を設けて討論を行いました。

最終的には、制限時間の中でより説得力のある説明をした方が勝利としましたが、お互いの意見や立場の相違を認めて、双方にとってより良い解決策を模索・提案する姿勢も大切にしてほしいと事前に伝えていました。

そのため、時折議論が白熱する場面もありましたが、双方が納得する形でディベートを終えることができました。

今回出た結論は時間制限のある中で出たものでしたので、今後も引き続き問題について考え続けてより良い答えを模索していってほしいです。


生徒の感想

生きていると白黒はっきりしない事柄はあるけれど、だからこそ考え続けることでクリエイティブな発想につながり、新しい視点や解釈が生まれるという良い面もあると思いました。