《2年生》総合的な探究の時間
- 授業・学び
「動く探究」始動!~松田町を舞台に、未来を変えるアイデアを~
4月19日(土)、立花学園2年生による探究学習プログラム「動く探究~机上を超えて、社会を変える。~」がスタートしました。
このプログラムは、松田町が抱える地域課題を高校生自らが発見し、その解決策を考え、地域に提案することを目指した実践型学習です。
初回となる今回は、千葉大学アントレプレナーシップセンターの小牧先生をお招きし、起業シミュレーション教材『ひな社長の挑戦』の「ミッション1」に全員で取り組みました。
(事前に研修を行い、その様子が千葉大スタートアップラボでも紹介されました)
このミッションを通じて、街にある課題を発見する中で、自分にも何かできる
ことがあるという見通しを持ってもらうことを目指します。
物語の舞台は、架空の町「虹が崎市」。
観光業の衰退など地域の課題に向き合いながら、ひな社長と一緒に新たなビジネスを創造するというストーリーを通して、生徒たちは主体的に考え、意見を出し合いました。
2時間目には、いよいよ実在する松田町の課題を探るワークに挑戦。
町の観光パンフレットや総合計画などの資料をもとに、人口動態や産業構造、などに目を向け、気になるテーマを各自で探しました。
ひな社長ミッション1を経たことで、生徒の「課題を見つける目」が確実に育っている様子が見られました。
次回の探究では、各班が自分たちで選んだテーマを深掘りし、その本質に迫るためのフィールドワーク計画づくりに入っていきます。
これからの生徒たちの挑戦に、どうぞご期待ください!



生徒の感想
「今回の探究の授業で、松田町には本当にたくさんの課題があることを初めて実感しました。人口の減少、観光の課題、農業の後継者不足など、資料を読み込む中でいろいろな問題が見えてきて、正直驚きました。普段はあまり意識していなかったけれど、自分たちの住んでいる町にもこんなに多くのことが課題としてあるんだと気づかされました。」
「私は松田町に住んでいますが、今日の学びを通じて“自分がこの町のことをどれだけ知らなかったか”に気づきました。観光パンフレットや総合計画の統計を見る中で、『ああ、こんな取り組みもあったんだ』とか、『このイベントってちゃんと考えられて作られてるんだ』という発見がたくさんありました。ただ住んでいるだけでは分からない魅力や課題が、調べてみることで初めて見えてくる。地元だからこそ、もっと知りたいし、自分にもできることがあるかもしれないと思いました。」