《1年生》授業紹介~現代の国語~
- 授業・学び
1年進学コースで扱われている「現代の国語」の授業内容を紹介します。
「現代の国語」では小論文の作成を行いました。
生徒たちは2学期に「人がアンドロイドとして甦る未来 アンドロイド基本原則(谷島貫太)」を読み、課題文型小論文を書くという学習を行いました。
2学期に作成したこの小論文は個別に添削され、今回の授業で返却されました。
各自が添削内容を確認したうえで、言葉遣いや構成に関する解説・アドバイスを聞き、それを踏まえて今回はテーマ型小論文にチャレンジ。
学習単元の「生物と無生物のあいだ(福岡伸一)」から、『「生命」をめぐる問題』という大きなテーマに取り組みました。
まずは書く内容を決定するためにマインドマップを作成しました。
知識量によってマップの大きさに差が出てくるため、個人ワークの後に周囲と共有を行い、アイデアを追加していきます。
さらに、知識を補填するためにNews Picksを使って記事を検索し、その内容を元に小論文を作成する形を取りました。
入力するキーワードによって検索結果に大きな差が出るとアドバイスを受け、テーマに沿った記事を探すコツを実演を見ながら確認しました。
生徒のコメント
「あんまり小論文を書いたことがないから難しいと感じましたが、ちゃんと手順を踏むことによって、自分にとって不可能なことではないと思いました。」
「作文とは違って自分の主観を入れずに書くことになれていないから難しかったです。2学期よりは書けるようになったかな。」
「もともと文章を書くのが苦手だったが、回を重ねるごとにスムーズに書けるようになったから、これからも書く練習をしていきたい。」
総合型選抜や推薦型選抜で大学への入学を目指すことが多い進学コースの生徒にとって、論理的な文章を書く能力は大学入試に臨むうえで必要不可欠な要素となります。
また、説得力のある小論文を書くためには、社会に目を向け、様々な課題に対する理解を深めることが重要です。
今回の授業ではニュース記事を探し、読み、解釈するという作業を体験してもらいました。
この学習活動を通して、文章を書くことはもちろん、社会に対しても関心を深めてもらえたらと思います。