本日の立花学園

《2年生》授業紹介 ~歴史総合~

【映像の世紀で学ぶ歴史総合】
~満州事変は日本にとってプラスの出来事だったのだろうか~

2年生特進コース理系の歴史総合の授業の紹介をします。

今回は、1931年の満州事変を当時を生きた人々がどう捉えたのか、映像の世紀をヒントに考える授業となります。

満州国の建国というと、我々は「関東軍の暴走」「傀儡政権」というワードが思いつく人が多いのではないでしょうか。

しかし、満州国の建国に夢を託した人々がいました。

そのことにも触れながら満州事変を捉えなおす授業です。

MQである~満州事変は日本にとってプラスの出来事だったのだろうか~に対しては、以下のようなコメントがありました。

【プラスの出来事だったと考える意見】
「満州国が建国されたことにより、戦争に巻き込まれ亡くなった人がいる以上、正当化はでいない。しかし、中国人・ロシア人・ユダヤ人が住んでいるなど国際色豊かな満州での経済・文化交流があったからこそ発展した分野があると考えると、当時の人にとってはプラスな出来事なのではないかと考えた。」

【マイナスの出来事だったと考える意見】
「満州国で得たノウハウが戦後の経済復興に生かされたとはいえ、満州事変が発端で日中関係も悪化し、軍国主義化し、戦争に突き進んでいったことを考えるとプラスのこととは言えない。多くの人が亡くなるきっかけを作った出来事を肯定はできない」

その他にも様々な意見がありました。

歴史はただ「暗記する」のではなく、よりよい社会を生きていくための道しるべとして学ぶ科目でもあります。

今後も様々な歴史的な出来事について考え、探究していく授業を展開していきます。