鉄道博物館
- 鉄道研究部
こんにちは。
そして新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!
いよいよ今日から授業が始まりましたが、まだまだわからないことも多いと思います。
明日は部活動紹介ですが、各部活動の紹介をしっかり見て、ぜひ3年間の青春を捧げるに相応しい部活動を選んでください。
さて、今日のブログは、そんな3年間の青春を鉄道に捧げた部員たちの、とある日の活動の様子をお届けします。
去る3月20日(月)、修了式を無事に終え、部員たちは春休みを迎えました。
令和4年度の活動の締め括りとして訪れたのは埼玉県。
写真には「電車でGO!!」やらタイヤやらヘッドマークやら、鉄道に関係のあるものがズラリと写っていますが、実はここは駅の構内なのです。
こんなにも鉄道一色に染まった駅と言ったら、察しの良い方はもう目的地がおわかりでしょうかね?
というわけで、この日の目的地は鉄道博物館です!!!
鉄研にとっては聖地と言っても過言ではないこの地へは、実に3年ぶりの訪問となりました。
となると、現役の部員たちは、部で「てっぱく」を訪れるのはこれが初めてということになります。
この日のためにあらかじめ班を編成し、班ごとにテーマを決めてこの日を迎えました。
ただ遊びに来たわけではなく「校外学習」という位置づけなので、各々の研究テーマを深める有意義な時間にしてもらいたいと思います。
当日は朝10時に167系電車の前で待ち合わせをし、ここからは班ごとの館内自由行動となります。
この間顧問は、みんなの活動の様子を記録に収めるべく館内を巡回します。
それでは!てっぱくへの部員捜しの旅へ出発進行~
とは言えここには貴重な展示物がいっぱい。
まずはゆっくり館内を観て回りながら、部員たちに遭遇するのを待ちましょう。
こちらは1号機関車。
明治5年、日本で鉄道が開業した時にイギリスから輸入されたものです。
こちらは人車鉄道。
近郊輸送に路面電車が導入される前は、人力で車両を引っ張っていたのですね。
なお、日本初の人車鉄道は、立花学園からも程近い小田原~熱海間で運行されました。
急速に鉄道が建設され、それらが国有化された明治末期になると、長距離を走る特別急行列車も運行を始めます。
こうした列車や船を乗り継いで行けば、ユーラシア大陸を横断してヨーロッパまで向かうことも可能であり、しかもこの経路を1枚の切符で通ることができたそう!
現在の世界情勢からは考えられない、歴史を感じる一面ですね。
山地の多い日本では、急峻な地形を克服するために数々の工夫がなされてきました。
こちらはED40形電気機関車。
勾配が急な碓氷峠用に開発されたアプト式の機関車です。
このようにスイッチバックやループ線など、線形の工夫にも様々な物が挙げられます。
戦後の高度経済成長を経て国内が豊かになっていくにつれ、バラエティに富んだ列車が登場します。
こちらは20系客車。
「走るホテル」とも呼ばれ、往時には日本各地を走る寝台列車にこの客車が用いられたりしました。
こちらは481系電車。
この車両を交直両用に改良した485系電車は、国鉄特急の標準型として日本各地を駆けるようになりました。
こちらは主に通勤用として用いられた101系電車。
それまでの車両と比べ輸送性能が大きく向上し、世界一とも言われる日本の通勤ラッシュの旅客輸送に大きく貢献しました。
この後継車両である103系は、今でも細々と現役で活躍しているほどのロングセラーとなっています。
そして忘れてはならないのが0系新幹線、夢の超特急ひかり号!
新幹線の登場は日本の鉄道輸送にとってはまさしく革命的な出来事と言えるでしょう。
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部員たちは一体どこにいるのでしょう?笑
あまりの広さに、行けども行けども部員たちに会うことはありません。
そんなこんなで午前中は終わり、流石にお腹が空いてきたので昼食をとることにします。
てっぱくと言えば様々な駅弁が買えることでも有名なので、売店に駅弁を物色しに行くと・・・
いましたいました、部員たちです。
みんな考えることは同じなのですね。
誰にも会わないまま帰りの時間を迎えたらどうしようかと思っていましたが、これで少し安心できました。
お目当ての駅弁と共に記念撮影!
どの駅弁も美味しそうです。
購入した駅弁は開放されている特急型車両の車内で頂くことができます。
移り行く車窓こそありませんが、鉄旅の気分が味わえますね。
午後になると打って変わって部員たちとよく出会うようになりました。
みんな楽しみつつも真剣に展示物に見入っていたりと、良い時間を過ごせているようですね。
なお、車両が展示されているエリア以外にも、様々なコーナーがあります。
鉄道関係の色々な仕事を学んだり体験できたりするコーナーや、列車が走るメカニズムを取り上げたコーナー、更には運転シミュレーターなどもあり、じっくり観たらとても1日では足りないほどの充実ぶりです。
あっという間に集合時間となり、最後に全員で記念撮影をして解散となりました。
部員たちはこれまでに何度もてっぱくを訪れたことのある人ばかりでしたが、みんなで訪れたてっぱくは、また違った良い思い出となったことでしょう。
また、今回班ごとに調べたテーマは、学校に戻ってからじっくりと深めていって欲しいと思います。
・・・と、このように鉄道研究部は、学年の枠を超えてみんなで仲良く活動をしています。
もし少しでも興味を持って頂けたら、普段の活動へもぜひ足を運んでみてください。
部員一同お待ちしています。
では、また。