駿豆線撮影会
- 鉄道研究部
こんにちは。
去る1月8日に県高文連主催の駿豆線撮影会に参加してきました。
本日のブログはその様子をお伝えいたします。
冬晴れの三島駅。
新幹線も停車するこちらの駅の片隅に、伊豆箱根鉄道の改札口があります。
ここが本日の集合場所。
朝の9:30に集合し、ミーティングから1日が始まります。
先月行われた鶴見線撮影会に続き、2か月連続での県高文連主催行事。
この県高文連主催の撮影会は、毎年11月の高等学校総合文化祭で行われる写真コンテストの作品を撮影することが主目的となります。
中でも伊豆箱根鉄道駿豆線は、富士山をバックにダイナミックな写真が撮影できる点や、バラエティに富んだ車両を収めることができる点が、撮り鉄に人気の路線なのです。
そして駿豆線は、夏に続いて今年度2度目の訪問。
青々とした田園風景と富士山のコントラストが美しい夏も魅力的ですが、この時期の魅力は何と言っても雪化粧をした富士山!
上手く富士山を写すことができるか・・・こればかりは天気次第なのですが、この分なら期待が持てそうですね。
なお、駿豆線撮影会の際にはいつも「旅助け」というフリー切符を利用します。
これは1040円で駿豆線全線が乗り放題となる大変お得な切符なのですが、今回は期間限定で別のフリー切符があったのでそちらを利用しました。
「いずっぱこ満喫フリーパス」という物で、こちらは「旅助け」よりも安い1000円で駿豆線全線が乗り放題に。
さらにそれだけではとどまらず、沿線施設で500円前後の指定商品と交換できるクーポン券が付いているのです!
つまり、いつもよりも安く移動ができるだけでなくお土産まで付いてくると・・・
とんでもなくお得なこちらのフリー切符は2月5日までの販売となるため、ご利用はお早めに。
(伊豆箱根鉄道さんの回し者ではありません笑)
それでは出発です!
前回の鶴見線撮影会と同様に、受験を終えた3年生や、OBの先輩たちも駆けつけてくれました。
なお、今日は英検の受検や家庭の事情などで珍しく2年生が不在。
そのため1年生に撮影会全体のアテンドをしてもらうことに。
いつも様々な場面で2年生に頼っている1年生ですが、上手く全体をまとめることができるのでしょうか・・・?
車内はこのようにクロスシートが主体。
部員たちが普段利用している路線はロングシートの車両が多いですが、やっぱりクロスシートは旅情が高まりますね。
しかしそんなクロスシートには目もくれないのが部員たち。
何のために先頭車両に乗車したのか、それはこの運転席かぶり付きの席で前面展望を堪能するためです。
こちらが路線図。
フリー切符を最大限に活用し、行ったり来たりしながら終点の修善寺を目指します。
まずは三島二日町で下車。
ここから徒歩10分ほどの撮影地へ向かいます。
見てください、この青空ですよ!
ちょっと富士山の周囲に雲があるのが気になる所ですが、タイミングを上手く合わせたら良い雰囲気の写真が撮れそうですね。
早速カメラを構え、思い思いの構図で撮影開始。
日中は12分ヘッドで走る駿豆線。
この撮影地は30分ほどの滞在でしたが、それでも上下線合わせて5本ほどの撮影ができるため、そんなに待ち時間がなく撮影ができました。
そして何と言っても今回最大のお目当てはこちら!
E257系踊り子号!
東京と伊豆方面を結ぶ定番の特急ですが、1日に2往復(土休日は3往復)のみ、伊豆急下田行きに修善寺行きの編成が連結されるのです。
今回の撮影は、この踊り子号のダイヤを入念に確認し、最優先で行程を組んだようです。
さあ、思い描いた写真は撮影できたのでしょうか・・・?
1カ所目の撮影を終え、次の目的地へ向かいます。
今度は一気に修善寺の1つ手前である牧之郷で下車。
なぜここまで来たのかというとですね、こちらに素敵なお昼ご飯を頂けるお店があるのです。
今回訪れたのはこちら、とんかつ「野風増」さんです!
鉄研の撮影会では、昼食に地元の名物を頂くのが恒例となっているのですが、こちらのお店は駿豆線沿線でも特に人気のお店ということで、行程が決まった時から本当に楽しみにしていました。
とんかつにカツカレー、どれもボリュームがあって本当に美味しそう・・・!
さあ、私の所にもやってまいりました!
今回注文したのはロースカツ定食(竹)と中伊豆産本わさび。
何とわさびは丸ごと1本!自分ですり下ろして頂くのです。
サックサクの衣に包まれた豚ロースは驚くほどジューシーで、噛み締めるとジュワッと肉汁が広がる絶品。
これをソースと辛子で頂くのも美味しいのですが、わさびを追加したことにより、わさび+岩塩や、わさび+醤油など、様々な楽しみ方で頂くことができるのです。
当然食欲は無尽蔵に湧いてきてしまうのですが、ご飯とキャベツがお代わり自由なのも嬉しいポイント。
大満足、大満腹の昼食となりました。
さて、絶品トンカツを堪能し幸せな気分に浸った所ですが、鉄研的にはここからが本番です。
今度は三島方面の電車に乗り、大場駅を目指します。
夏にも訪れた定番の撮影スポットが、本日のハイライト!
裾野から山頂までダイナミックな富士山を眼前にするこちらが、駿豆線の中でも特に人気の撮影スポットなのです。
ちょっと雲がかかってしまっているものの、どうにか雪を抱いた山頂は見えますね・・・!
さあ、準備を整えて・・・
撮影開始です!
今回は高文連がお招きくださったカメラマンの方が、この撮影スポットにて撮影のアドバイスをしてくださいました。
プロのカメラマンの方に直接アドバイスを頂けるのは、大変に貴重な機会。
私K丸も後ろからアドバイスに耳を傾けていましたが、本当に目から鱗の内容ばかりでした。
ついつい車両を撮影すること自体に意識が向いてしまう部員が多い中で、風景を最大限に生かせる構図を考えつつ撮影することは、慣れていない者ばかり。
ここで学んだことを1つでも、今後の撮影に生かしていってもらいたいと思います。
やはりこちらでも、最大のお目当ては踊り子号。
ですが、他にもバラエティ豊かな車両が見られるのも駿豆線の魅力です。
例えばこちら。
「ラブライブ!サンシャイン!!」のラッピングが施されています。
駿豆線沿線が作品に登場したこともあり、聖地として様々な形でコラボを行っているのですが、専用のヘッドマークも掲出されており、鉄道ファンからの人気も高い車両です。
部員たちもしっかりとファインダーに収めていました。
この撮影地ではたっぷり1時間以上撮影に励みました。
上下合わせて10本以上、きっと満足いく写真が撮れたことでしょう。
最後は修善寺駅まで向かい、全員で記念撮影!
1日お疲れさまでした!
今回の行程は2年生が作ってくれましたが、急遽当日仕切ることになった1年生。
予定通りに行程を消化できるかドキドキしながらの1日だったと思いますが、上手に全体を引っ張ってくれました。
ついこの間入部したばかりのような気がしていたのですが、着実にこの1年で成長してくれていますね。
もうすぐ新1年生を迎え、先輩となる現1年生が頼もしく感じられる1日でした。
帰りは踊り子号で帰路につきます。
駿豆線内は特急料金が200円という大変乗り得な列車なので、駿豆線撮影会の帰りに踊り子号を利用するのは恒例になっているのですね。
1日ハードに動いたこともあり、部員たちの中にはリクライニングシートで深い眠りにつく者も。
これで今年度の撮影会は最後となりますが、また来年度も良い写真が撮れるように、これからもどんどん経験を積んでいってもらいたいと思います。
では、また。