高等学校総合文化祭
- 鉄道研究部
こんにちは。
前回のブログから引き続いて、今回は「高等学校総合文化祭 鉄道研究発表会」の本番の様子をお届けします!
様々な展示も見どころの1つではありますが、催しの花形はやはり各種コンテスト!
自由研究発表・写真・Nゲージ鉄道模型・ジオラマの4部門に分かれており、今年度はこの全部門にエントリーをしています。
この5人が自由研究発表にエントリーした精鋭たち。
出番を待つ様子からは緊張感が伝わってきます。
自由研究発表は、発表と質問を合わせて10分の尺の中で、自由にテーマを設定し考察を深めるというものです。
それでは、各々の発表の様子をお伝えしていきましょう。
トップバッターは2年のY君。
丹那トンネルについて調べを進めました。
2年生は修学旅行もありましたが、Y君はそこからの追い込みが素晴らしく、日を追うごとに発表のクオリティが上がっていたのが思い出されます。
歴史的背景が良くまとめられた発表でした。
続いては1年生のT君。
東京都交通局についての発表です。
1年生ながら今回のエントリーとなりました。
代表となってからの目つきの変わり様にはとても驚かされましたが、そのモチベーションそのままに深く調べられた内容がとても印象的でした。
同じく1年生のY君は、江ノ電についての発表です。
当初は沿線風景を中心にまとめていたのですが、最終的には路線の課題や解決策もしっかり提示するなど、研究発表に相応しい内容を目指して頑張っていました。
見やすいスライドに、声の良く通ったわかりやすい発表も素晴らしかったです。
2年生のH君はコロナ禍で増えた有料撮影会について考察を深めました。
その切り口からも非凡な物を感じさせてくれますし、課題やその解決策を実体験に基づいて提示するなど、内容の深さも流石の一言。
先輩の貫録を存分に見せつけてくれた発表です。
そして最後は2年のK君。
彼のテーマは何と駅弁!
路線や車両について考察を深める人が多い中で、これまた斬新な切り口です。
単なる駅弁の紹介にとどまるのではなく、現状の駅弁が抱える課題を多面的に分析するなど、頑張りが伝わる発表でした。
・・・と、どの発表もこの日のために精一杯準備してきた様子が伝わってきます。
模型メンバーも負けてはいません。
こちらは既存の車両の配色を変更したり、人によっては内装や行先表示などにも改良を施し、市販品にはないオリジナルの鉄道模型を作るというものです。
まずは1年のT君の作品。
何とインドネシアのジャカルタを走る車両を再現しています。
この作品の売りは何と言ってもその着想で、海外にまでアンテナを向けた好奇心にはただただ拍手。
また、日本ではあまり見られない配色やデザインからは、純粋に面白さを感じさせてくれます。
続いては1年のK君。
最近話題となった「黒い山手線」風の配色です。
この黒い山手線は鉄道草創期に走った「1号機関車」をモチーフとしており、鉄道150周年を意識したキャッチーなテーマ設定は流石。
また、その仕事ぶりの丁寧さにも脱帽です。
仕事の丁寧さで言ったら1年のH君の作品も負けてはいません。
夏休みから本当に一生懸命取り組み、早々とこの作品を完成させました。
オリジナルの配色も見事な物です。
しかし、H君が頑張ったのはこれだけではありません。
このジオラマ作品も実に見事な物です。
タイトルは「廃線50年後」と、様々な作品が並ぶ中で異彩を放つ斬新な切り口でした。
また、写真コンテストには9名がエントリーし、数多くの応募作品の中で吉報を祈ります。
さあ・・・気になる結果はどのようになったのでしょう?
ドキドキしながら名前が呼ばれるのを待ちます。
以下が結果です!
自由研究発表・・・第3位(2年H君)
写真コンテスト・・・優勝(2年H君)
Nゲージ模型コンテスト・・・第2位(1年K君)
ジオラマコンテスト・・・第2位(1年H君)
各部門で多くのエントリーがある中で、何と今回は全部門で入賞者を出すことができました!
最後に会場前で記念撮影。
入賞は本当に嬉しいことですが、それ以上に全部員がしっかりと課題を持ってこの発表会に向けて取り組んでくれたことが、何よりも印象に残っています。
2年生は、外に向けた発表会はこれが最後となりますが、ここからは部の良き伝統を後輩に伝えていってもらいたいと思います。
また、1年生は、今回受けた刺激をぜひとも今後の活動に生かしていってもらいたいです。
一回り成長した部員たちがこれからどのように部を盛り上げてくれるのか、顧問としても期待で胸がいっぱいの発表会となりました。
では、また。