部活動ブログ

立花祭

9月7日(土)・8日(日)、立花祭(文化祭)が行われました。大切な行事は年間いろいろありますが、鉄研にとってはやはりこの9月の立花祭と11月の高総文祭(神奈川県高文連主催の高校総合文化祭)は別格です。今年度も、4月からおよそ5ヶ月に渡り少しずつ準備を進めてきましたが、部員たちの早期からの頑張りによって直前の夏休みに大慌てすることもなく余裕をもって準備を終えることができました。

例年通りの教室展示と体育案発表に加え、今年度は新たに視聴覚室発表も行いました。過去に一度(令和元年度)、体育館発表をやめて視聴覚室発表だけに切り替えたことがありましたが、今年度は初めて体育館発表と視聴覚室発表の両方に挑戦しました。

教室展示では、展示物として1年生全員の研究発表スライド、壁新聞、全部員の撮影した鉄道写真、鉄道グッズを所狭しと展示しました。鉄道写真については、新たな試みとして、見に来てくれたお客さんにどの写真が一番良かったかを選んでいただき、スマホでフォームを用いて投票してもらうコンテスト形式としました。

体験できるものとしては、おなじみの鉄道模型運転コンテスト、運転シミュレーター体験、プラレール体験の各コーナーを用意しました。人気の鉄道模型運転コンテストは、運転した模型車両を停車位置でどれだけ正確に停車できるかを競うコンテストですが、今年度は景品にも例年以上に予算をかけて魅力的な品をたくさん用意しました。

会場の教室が玄関から最も近い場所にあったこともあり、幸いにも両日ともに客足がほぼ途切れることがないような状況を維持することができました。

体育館発表では、初めて朗読劇に挑戦しました。8月の校外ボランティアの記事でも書いたとおり、題材には小田原鉄道歴史研究会副会長の飯田隆幸さんが書かれた絵本『デゴニものがたり』を選びました。本家の小田原鉄道歴史研究会さんのように、お客さんの目の前で鉄道模型を運転しながら朗読劇を展開するのではなく、我々は絵本の場面に応じて効果音やBGMを流しながら朗読劇を展開する新たな手法をとりました。朗読を担当した3年のK君と2年のK君の演技(朗読)も、PCを操作してスライドを切り替える1年のT君も、本編に先立つ3年Y君の前説も、2年O君のスポット照明も、それぞれ練習の成果をいかんなく発揮することができました。

朗読劇は初めての試みで、当初は皆さんに快く受け入れてもらえるかどうか不安もありましたが、幸い終了後には複数の方々から「新境地を切り開いた」「2人の演技(朗読)がとてもうまかった」等のご好評をいただくことができました。作者の飯田さんも会場まで見に来てくださり、「次は、もっと立花流にアレンジした独自の演出バージョンも見てみたいですね」と温かい励ましのコメントをいただきました。

視聴覚室発表は8日(日)のみの実施でしたが、2年のO君が鉄道会社のブランドというテーマの研究発表を行いました。視聴覚室は体育館のように常時解放されていた部屋ではなかったので、発表前に部屋に入れない、エアコンが効いていない等の運営上の不手際が目立ってしまい、せっかく見に来てくださった皆さんに大変ご迷惑をおかけしてしまいました。次年度に向けてしっかり反省させていただきます。申し訳ありませんでした。

当日は、たくさんのOGも応援に駆けつけてくれました。社会人・学生の区別なく、卒業して何年経っても、こうして年に一度自分の古巣を訪れて後輩の活躍を応援してくれる彼らには、いつも本当に感謝しています。

今年は最後に皆で記念写真を撮るのを忘れてしまいました(痛恨のミス)。OBの皆さん、すみませんでした。来年もまた遊びに来てくださいね。

9月9日(月)には、立花祭の閉会式と後片付けが行われました。閉会式では、参加したクラスや文化部の出し物に対して各分野ごとの表彰式が行われましたが、全クラス・文化部の展示物の部門において鉄研は第1位に選ばれ、見事「展示王」の称号を手にすることができました。
投票していただいた皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

次は、11月の高総文祭(県高文連主催)に向けてがんばります。

では、また。