総体県予選 順位決定リーグ
- 卓球部
~この記事は、前日の女子学校対抗の続きにあたります。前日の様子はコチラ~
6月19日(日)、金沢スポーツセンターにて総体県予選の男女学校対抗の部(順位決定リーグ)が開催されました。順位決定戦はここ数年でかなりの数をこなしてきましたが、上位リーグ(IH代表~4位決定)は先日の関東予選以来2回目、総体県予選に限って言えば初めてのことでした。相手は横浜隼人、横浜商業、横浜創英。3位獲得の為、このチーム最後の戦いです。
~試合結果~
1試合目:●0-3横浜隼人(1S鍵和田0-3、2S佐藤0-3、3D宮本・鍵和田1-3)
2試合目:●0-3横浜商業(1S佐藤0-3、2S前原0-3、3D宮本・鍵和田1-3)
3試合目:●2-3横浜創英(1S前原3-1、2S宮本3-1、3D宮本・鍵和田0-3、4S佐藤1-3、5S鍵和田0-3)
0勝3敗で第4位となりました。ただ最後のミーティングでも話をしたのですが、「今までで最も3位に近づいた4位」だったことに間違いはありません。前日の試合で金山が左足を負傷し、ベストオーダーが組めないなか、ベンチメンバー含めて本当に良くやってくれたと思っています。夢の続きは1,2年生に託して、3年生4名は引退。これにて3年生全12名が活動を終了しました。
初戦の横浜隼人は関東優勝(T,S,Dの3冠達成)で日本一さえ視野に入れるチームです。この日は主将が未出場ながら、昨年度全中3位となった1年生が他を寄せ付けない試合運びでした。関東予選と同様にやられてしまうかと思いましたが、ダブルスで1セット獲得し、イタチの最後っ屁か、はたまた掠り傷を負わせる程度の反撃を見せることはできたと思います。
横浜商業戦では、最後にやってみたかった「3,4,5戦法」(ダブルス出場者が4S,5Sに出場し、後半逆転勝利を狙うオーダー)で挑みました。この戦法だと3-2か0-3になることが多いため、今回は悪い方に入ったなという感じです。前回勝利していたダブルスを落としたのは大きかったかな、という印象。
最後の横浜創英戦は、勝てば3位獲得という大一番でした。1Sで前原が同じ中学、同じクラブチームの先輩と対戦し、3-1で逆転勝利。よく一緒に練習しており、お互いの手の内は把握している状態だったため、試合運びの点でリードできたと思いました。熱意溢れるプレーは非常に頼もしいものがありました。2S宮本は危なげない場面もありましたが、結果的には3-1勝利で競技人生最後のシングルスを勝利で飾りました。しかし、相手は3,4,5オーダー。3ダブルスはセット数こそストレート負けでしたが、内訳は-10,-9-10で、どちらが勝ってもおかしくなかったと感じています。そこをしっかりと勝ち取ってくるあたりはまさに古豪。新参者の本校はその後3本連取され、2-3逆転負けで第4位が確定しました。ただ、4S佐藤萌が最後に1セット獲ったのは、前日の3年男子に見られた3年としての維持と執着心の結果だったと思います。
表彰式は小澤主将にとって最後のお仕事。
試合終了後は、感極まって泣き出すレギュラー陣。それでも、最後まで笑顔を忘れずに健闘を称えあっている様子でした。
写真右から・・・
特進コースでもトップの学力で勉強との両立を最後まで貫いた古賀。県新人での個人入賞もあり、文武両道を立花学園の歴史から言っても過去最高のレベルで達成した選手でした。なお、化学の授業でまだ週8時間もお世話をします(笑)
おなじく特進コースで勉強との両立を高いレベルで達成した佐藤萌。負けず嫌いで、何事も常に努力を怠らずにとことん突き詰めることのできるその性格は、今後の受験勉強、そしてこれからの人生できっと実を結ぶことになるでしょう。
これにて10年にもわたった卓球人生にピリオドを打つエース宮本。県新人女子S第4位、3度の関東出場、そして創部初の全国選抜(個人)出場は、姉をも凌駕する大記録。間違いなく立花学園卓球部として最高の選手でした。
そして、最後の最後までチームをまとめ上げた小澤主将。誰もが認めるその献身さは、尊敬に値する人物です。肩の荷を下ろしてこれから受験準備。いつでも志望理由書持ってくれば、ちゃんとすぐに添削するからね(笑)
私自身、この子達とは本当に楽しい思い出がいっぱいです。今までお疲れ様、そして本当にありがとう。
最後に近くの公園で写真撮影!!
ここで終われば最高の青春群像劇だったですが、残念ながらこれで終わらないのがこのチーム。その様子はまた別の記事にて・・・(記事はコチラ)
長くなりましたが、読者の皆様も、今まで応援いただき誠にありがとうございました。本日よりいよいよ新チームが始動します。また応援のほど、よろしくお願いいたします。
それでは、また。