部活動ブログ

校外ボランティア 山北

10月13日(日)・14日(月)、山北町主催「D52フェスタ」にボランティアとして参加しました。

※前回の記事(11/17 高校総合文化祭鉄道研究発表会)より一月半も前の話で恐縮です。

今回は、小田原鉄道歴史研究会様のご厚意により、同イベントの一環として山北鉄道資料館で行われた鉄道模型運転体験のお手伝いをさせていただきました。

会場となった「山北町鉄道資料館」は、JR山北駅北口を出てすぐ右側にある「やまきた町観光案内お休み処」という建物の2階にあります。

資料館には、山北駅と山北町周辺の鉄道の歴史について学べる数々の貴重な資料が展示されており、誰でも無料で閲覧することができます。開館時には、常駐されている係の方が展示品や山北町の鉄道の歴史について分かりやすく説明してくださるので、鉄道や歴史に興味をお持ちの方にはおすすめの場所です。

13日(日)はイベントの前日準備として参加したのですが、我々が現地に到着した時にはすでに小田原鉄道歴史研究会の皆さんが模型のレイアウトを作り終えて下さっていたので、活動としては会場準備のお手伝いというより、翌日の本番に向けて研究会様の機材の使い方や接客対応の確認をさせていただいただけでした。部員たちは、各自で持参したJRや御殿場線関連の自慢の模型車両を研究会様自作の見事なレイアウトの上で走行させることができ、大いに盛り上がっていました。

小田原鉄道歴史研究会の方々が作られたこのレイアウトのジオラマでは、山北駅前の風景が一目でそれだとわかるほど細部までかなり忠実に再現されています。今回、ボランティアとしてイベントに参加させていただき、個人的には我々のレイアウトのジオラマを松田駅・新松田駅を再現したものにしていきたいという以前からの思いが再び高まりました。

1日目の活動を終えた部員たち。後ろで控え目に並んでいる2人は、様子を見に来てくれたOBのT君とI君です。2人ともう一人別のS君という同級生の3人は、翌日の本番にも顔を出してくれました。OBの諸君がこうして予告もなくふらっと応援に来てくれるのは、本当に嬉しいものです。

一夜明けて、14日(月)「D52フェスタ」当日を迎えました。英検の受験日と重なったこともあり、この日の参加者は4名だけでした。

10:00のイベント開始早々から親子連れのお客さんが次々と来てくださり、終了までほど良い賑わい状態が続きました。

部員たちは皆、幼き日の自分自身の姿を思い出しながら(?)、自然体でいい感じの対応を心がけて活動を続けていました。

模型運転のお手伝いの合間には、部員たちにも交代で「D52フェスタ」の会場(山北駅南口に併設された山北鉄道公園)に足を運ばせ、全員にイベントを体験してもらいました。

こちらが、この日のイベントの主役であるSL「D5270」。1970年(昭和45年)からこの山北鉄道公園に静態保存されていましたが、2016年(平成28年)に圧縮空気を動力とする動態保存化が実現し、日本で唯一の動くD52となりました。現在も、月に1度整備運行が行われています。

8年前の動態保存化が実現した際には、立花鉄研も部員総出で記念イベントに参加し、「奇跡の復活」の瞬間に共に胸を高鳴らせたものでしたが、時代は移り、現在はどちらかというとSLより電車が好きな部員のほうが多く、この日も「今回初めてSLを見た」という部員がいて少々寂しい思いがしました。

会場には、D5270のフワフワ(エアー遊具)も設置されており、子どもたちの行列ができていました。この「D5270」は私もこの日初めて見たので、えらそうに生徒のことは言えないなと反省しました。

以上、一月半前の山北町での校外ボランティアの様子でした。

では、また。