江ノ島電鉄&湘南モノレール撮影会
- 鉄道研究部
12月15日(日)、神奈川県高文連鉄道研究専門部会主催の「江ノ島電鉄&湘南モノレール撮影会」(県高総文祭のための一般撮影会)に参加しました。
7月の大雄山線撮影会以来、およそ5カ月ぶりの撮影会でした。
午前9時に小田急線片瀬江ノ島駅前広間に集合。ご覧の通りの雲一つない晴天に加え、海が近いにもかかわらず、風もほとんどない絶好の撮影日和でした。
今回も各校で自由に撮影スケジュールを立てて行う撮影会でしたが、珍しく江ノ島電鉄と湘南モノレールの2つの路線の同日撮影会ということであったため、本校は午前の部は江ノ島電鉄(以降、江ノ電)、午後の部は湘南モノレール、と午前・午後で路線を明確に分けて撮影を行いました。
午前(江ノ島電鉄)の部開始。
集合場所の小田急線片瀬江ノ島駅から歩いて江ノ電江ノ島駅まで移動し、江ノ島駅から江ノ電に乗って最初の撮影場所へと向かいました。
車窓から見える湘南の海の朝の景色がとにかくきれいでした。
江ノ島駅から9分ほど乗車し、3つ目の七里ヶ浜駅で下車。
ここから国道134号沿いの歩道を7分ほど歩いて撮影場所まで移動しました。
こちらが最初の撮影場所。
線路わきの細い道路を時折車が通るので油断はできませんが、ご覧の通り、背景に見事な富士山を入れて撮影できる素晴らしい場所でした。ここでたっぷり1時間ほど撮影を行いましたが、日差しの全くない日陰の場所であったため、寒さがしだいに苦痛に感じられるようになり、最後には体がすっかり冷え切ってしまいました。
最初の撮影場所での撮影を終え、再び国道134号沿いの歩道を10分ほど歩いて次の撮影場所へと向かいました。日差しが強く風も穏やかであったため、歩いているうちに冷え切った体もまたすぐに温まりました。
この頃には少し雲が出てきていましたが、ご覧通り、江ノ島と富士山がとてもきれいに見えていました。
二つの撮影場所はこの134号沿いの歩道の上でした。
歩道には多くの外国人観光客の往来がありましたが、道幅が広いこともあり、思ったより安心して撮影することができました。
ここでもたっぷり1時間ほど撮影を行いましたが、日差しのある暖かな場所で素晴らしい景色を眺めながらの撮影であったため、同じ1時間でも最初の撮影場所のような辛さは感じませんでした。
二つ目の撮影場所での撮影を終え、歩いて七里ヶ浜駅まで戻り、江ノ電に乗って再び江ノ島駅へと向かいました。
七里ヶ浜駅のホームに並んで貼られていた2種類の江ノ電のポスターが印象的でした。
七里ヶ浜駅から乗車した車両は、現役最古の300形(305号車)という車両でした。狙ったわけではなく、たまたま来たのがこれだったのですが、1960年(昭和35年)製造の「還暦を過ぎた」歴史的名車に運よく乗車することができ、部員たちの顔にも自然と笑みがこぼれていました。
「江ノ電のマスコット」300形。いつまでも元気に走り続けてほしいです。
あらためて江ノ島駅前で記念撮影。これにて午前の部(江ノ電編)終了です。
ここで昼食をとって一旦休憩となりました。
部員たちの立てたスケジュールでは、昼食は江ノ島駅から徒歩1分未満の場所にあるこちらのラーメン屋さんでいただこうと計画していたのですが、ちょうど正午頃ということもあり全員が一度に入れる空席状況ではなかったため、予定を変更して各自で好きなお店で昼食をとることになりました。
いくつかのグループに分かれて昼食をとった後、再び集合して午後の部(湘南モノレール編)の開始となりました。
歩いて湘南モノレールの湘南江の島駅まで移動し、商業施設のビルのような駅舎の前でとりあえずまた記念撮影。
地上8m~20mの高さを走る湘南モノレールの駅らしく改札口もビルの5階にあるため、5階まではエレベーターかエスカレーターで登ります。
5階に到着すると、普通の電車の駅と同様の券売機があり、ここで1日乗り放題の「1日フリーきっぷ」(610円)を購入しました。PASMOも使えました。
1日フリーきっぷを購入し、改札口へ向かう前に少し寄り道して「ルーフテラス」という展望テラスにも出てみました。藤沢の街並みはもとより、相模湾、伊豆、箱根、富士山、丹沢山塊までが眺望できる知る人ぞ知るおススメの撮影スポットです。先客の外国人観光客の方々がいなくなる瞬間を見計らい、ここでも記念写真を撮ってみたところ、ご覧の通りまるで合成写真のようなパノラミックな写真が取れました。
テラスでの撮影を終え、いよいよ湘南モノレールに乗車です。
車両がレールにアームでぶら下がる、いわゆる懸垂式モノレールの湘南モノレールは、地上の線路を走る普通の電車のように車両間の行き来はできません。落ちたら即死を意味しますから、当然と言えば当然です。
湘南江の島駅から3分ほど乗車し、2つ目の片瀬山駅で下車。
ここからまた歩いてこの日最後の撮影場所へと向かいました。
13:00過ぎでしたが、空はまだ青く澄み渡っていて風もほとんどなく、午後の部も引き続き絶好のコンディションでした。
片瀬山駅は文字通り山の上にある駅なので、この駅前ではご覧の通り地面のすぐ上にレールが伸びていました。標高によってレールの高さの感じ方が変わるなんて考えもしなかったので、今回この駅で下車してこのレールの高さを見てあらためてそれを実感することができました。
部員たちの事前リサーチにより、「ウチの人数で長時間安全に湘南モノレールを撮影できる場所はここしかない」という場所で、一度も移動せずたっぷり1時間半ほど撮影を行いましたが、1時間に8本も運行されているので、写真も動画も十分すぎるほどたっぷり撮ることができました。
1日乗車きっぷを買い、撮影地も一かしかなかったので、せめて最後は端から端まで全線を乗車しようということで、撮影終了後は片山駅からいったん終点の大船駅まで進み、改札口で記念写真だけ撮影してまたすぐに折り返し乗車して一気にスタート地点の湘南江の島駅まで戻り、「湘南ジェットコースター」の異名をとる湘南モノレールの醍醐味を堪能しました。
予定通り15:30に小田急線の片瀬江ノ島駅前広間に戻り、この日の撮影会は終了しました。
1日で2路線を撮影できるという嬉しい撮影会でしたが、最初から最後まで奇跡的ともいえるほどの好天に恵まれ、体調不良や事故もなく終了することができ、今年の最後を飾るにふさわしい撮影会となりました。
次回も良い撮影会となるよう、また気持ちを切り替えて準備を進めたいと思います。
では、また。