総体県予選 男子学校対抗②
- 卓球部
6月18日、南足柄体育センターにて総体県予選の男子学校対抗の部(5,6回戦)が行われました。(4回戦までの様子はコチラ)
この日は午後から試合でした。会場が学校から近いため、公欠にはせず授業を受けたのち、少しだけ練習して会場に来てもらいました。私は午前中から女子の試合があったため、合流したのは試合直前のコートサイドでした。
5回戦(ベスト8決定戦)の相手は三浦学苑。県1位、関東2位、全国ベスト16、レギュラーの半分が1年という勢いと実力を兼ね備えた神奈川最強チームです。というより三浦学苑としてもここまで充実した戦力層は初なのではないでしょうか。
試合直前にオーダーを記入していたところ、3年の杉島と髙橋秀が、
「三浦学苑と試合がしたいです。」
と言ってきたのでこの2人を前半に、後半はチームの今後を担う1年小黒、2年吉田に託しました。
~試合結果~
5回戦:●0-3三浦学苑(1S杉島1-3、2S髙橋秀1-3、3D吉田・小黒1-3)
ストレート負けで3年生は引退となりました。とはいえ、この組み合わせでベスト16復帰は新人戦に向けて最大限の置き土産です。また、私自身、心を動かされたのは、志願の出場となった杉島、髙橋秀が3年としての意地を最後に見せつけ、全日本出場レベルの選手から1セットもぎ取ったという点です。試合後の2人の表情はやり抜いたという達成感でどこか嬉しそうに見えました。そしてそれに感化されたのか、ダブルスでも吉田・小黒ペアが昨年度関東No.1のダブルスから1セットとり、最後まで勇敢に戦い抜いてくれました。これには同会場で午前中から試合をしていた女子レギュラー陣も勇気づけられる形となりました。
試合後、杉島・髙橋秀、そして試合には出場しなかったものの、最後までチームをサポートしてくれた主将の渡邉が感謝の言葉を伝えるために女子の試合終了後まで残ってくれていました。
「3年間本当にありがとうございました。先生に会っていなければ、こんなに強くなれませんでした。」と語ったのは、1年の時からレギュラーに入り、関東出場も果たした杉島。中学時代こそ無名でしたが、立花入学後は先輩に喰らい付く前向きな姿勢でみるみる実力を伸ばし、地区の学年別選手権で優勝、地区で知らない者はいないレベルにまで成長しました。後輩指導にも熱心で、今大会では後輩の小黒、吉田と3本柱を形成できたことで、今回の結果につながりました。
負けはしたものの、本当に感動した引退試合でした。秋の新人戦では、1,2年生がこの思いを受けていよいよベスト8奪還に挑みます。新チーム始動に関してはまた後日。
それでは、また。