立花学園高等学校 スクールガイド2024
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1週間の授業内容の定着度を確認し学習の積み上げを習慣づけるTACHIBANA METHOD授業が週3時間以上ある科目について、授業の中で到達度テストを実施しています。回数は週1回、範囲は1週間の授業内容、テスト時間は10分間です。限られた範囲なので無理なく復習ができると同時に、常に目の前の目標が設定できます。結果が良ければ次はもっと頑張ろうという気持ちになれますし、結果が悪ければ個別指導等で直ちに補います。その継続は理解の定着につながります。この取り組みにより、どのクラスも毎日何らかの科目でテストが行われている状況ですので、生徒は良い意味で緊張感が保て、自学自習の習慣が身につきます。50分という授業時間を最大限に活用するため、教員はチャイム前に教室に行きチャイムと同時に授業をはじめます。終了時も同様にチャイムと同時に授業を終えます。移動教室での授業も含め本校ではこの取り組みを徹底しています。単純なことながらこの効果は大きいものです。生徒は授業と休み時間のけじめがつき、自然と時間の意識が根付きます。教員はスムーズに本題に入ることができるため、内容の濃い授業を展開できます。この積み重ねが、授業時間の確保という点において、最終的に大きな差となって現れます。学習への興味を喚起する手段として、視覚に訴える授業を取り入れています。全教室にプロジェクターが設置されているため、常に映像と講義を交えながらの授業展開が可能です。また、視聴覚室は100名の生徒が収容でき大画面で迫力ある映像を見ることができますし、体育館には学年単位で視聴できる超大型スクリーンを備えています。TACHIBANA GAKUEN 2024 12時間を大切に扱う姿勢が授業の進度を伸ばし生活習慣にも好影響を与える授業展開に映像を適宜取り入れ立体的に理解を深める教員が互いに研鑽し合いそれが生徒の授業を大切にする姿勢につながる教員と生徒が意思の疎通を図りながらより良い授業を作り上げる授業内週一テストチャイムイン授業映像授業研究授業・授業見学ウィーク授業アンケート本校では教員が他の授業を積極的に見学できる環境を整えています。研究授業では、毎年各教科で授業スタイルのテーマを設け、代表者がそのテーマに沿った授業を提案という形で実施します。そしてその授業について話し合い、今後の授業に活かしていきます。授業見学ウィークでは、春と秋2週間ずつ期間を設け、普段の授業を自由に見学し合いながら意見交換をします。教科の枠を超え多くの授業を見学することにより、教員が互いに刺激を受け授業研鑽の参考となると同時に、その姿勢を見せることにより、生徒にも授業を大切にする気持ちが生まれます。年2回、全校生徒に対し授業に関するアンケート調査を実施しています。これは、全ての教科について生徒に忌憚のない意見・感想を聞き、教員側がその声を真■に受け止め今後の授業に活かすというものです。立花学園では授業を生き物だと捉え、教員と生徒が意思の疎通を図りながら授業を作り上げています。

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