討論会&定例会
- 鉄道研究部
1月19日(日)、県高文連鉄道研究専門部会主催の討論会・定例会に参加しました。これは、参加校の顧問と部員が一堂に会し、交流しながら共に鉄道に関する見識を深め合うことを目的とした同会の恒例行事です。今年は、県立神奈川工業高校で行われました。

会場となった県立神奈川工業高校は、JR横浜線・京浜東北線の東神奈川駅より徒歩8分の場所にあります。この日、本校からは1・2年生の計9名が参加しました。

例年通り、先に討論会が行われました。「討論会」とは言うものの、実際には参加者全員で1つのテーマについて考え、発表し、意見を述べ合うイベントです。今年のテーマはズバリ「若桜鉄道について考える」でした。

討論会開始直前の立花鉄研の部員たち。ふだん通りにイイ感じでリラックスしていました。

まず最初に、現在若桜鉄道で支援アドバイザーをされている鉄道評論家の前橋栄一さんの講演を聴きました。かつて鉄道総研に勤務されていた技術士の前橋さんは、長年、県高校総合文化祭鉄道研究発表会の審査員も務めておられ、毎年、高校総合文化祭鉄道研究発表会の閉会式でも作品や発表の講評を述べられるお一人であるため、我々にとっては大変なじみ深い方です。今回は、鳥取県の若桜鉄道をテーマにし、地方鉄道の生き残りを賭けた取り組みについて、わかりやすく教えていただきました。

講演で使用された若桜鉄道に関する資料。紙1枚の一見簡素なものですが、今回の討論会を行うのに必要十分な情報だけで構成された見事なものでした。








全部で8つのグループに分かれ、他校の皆さんと意見を交換し合う部員たち。撮影会や高総文祭などで参加校の皆さんとはすでに何度も顔を合わせていますが、実際に話をするのはこの日が初めてであるため、緊張して会話にならないのではないかと心配しながら見ていましたが、どのグループの生徒たちも意見を述べ合ううちにしだいに打ち解け、最後には笑顔で話し合うことができていました。

意見交換後には、くじで当たった各グループの代表者により自分のグループで出た意見が発表されました。第1グループの代表として最初に発表を行ったのは、本校の1年K君でした。トップ・バッターで前の人を参考することもできぬキビシイ状況でしたが、落ち着いてしっかり話すことができていました。

続く第2グループの代表者も本校の1年O君でした。O君もK君に負けず劣らず落ち着いて、丁寧に発表することができました。その後、本校部員の代表者は出ませんでしたが、全8グループ中2つのグループの代表として発表することができ、良い経験になりました。

全グループの発表が終了した後、前橋さんからのご提案で、急遽、翌週末(1月25日)に開催予定であった湯河原駅開業100周年記念イベント「湯河原鉄道祭」(主催:小田原鉄道歴史研究会 協力:立花学園高校鉄道研究部)の告知を本校部員が行わせていただくことになりました。予定外のことでしたが、ありがたいご指名を受け、新部長となるK君が代表として前に出ていき、よく通る声でわかりやすく告知することができました。

時間や場所などの詳細について質問が出た場面では、湯河原在住の部員S君が自ら前に出ていき、K君に代わって説明を行いました。S君もまたとても落ち着いて堂々と話をすることができました。事前の打ち合わせもなく、見事にアドリブで大役を果たした二人を誇らしく思いました。
討論会と「湯河原鉄道祭」の告知の後、休憩を挟んで定例会が行われました。定例会は、顧問と生徒で今年度の振り返りと次年度の検討を行う会議ですが、こちらも他校の生徒さんの司会進行でつつがなく終了しました。
以上、今年度の討論会・定例会の様子をお伝えしました。
では、また。